warajis’s diary

企業に勤めながら副業で起業するまでの日々で考えてることを綴ります

力点と作用点の距離

適切な課題を選ぶ能力

他の人がビジネスアイデア創出をする過程を傍から見ていると、当たり前ながらも非常に興味深いことに気付いた。つまるところそのアイデアで解決をしようとしている事象(課題)に対して自身がどういった距離にいるのかによって、解決策の質に雲泥の差が付くケースが多いということである。ここでいう距離のパターンとしては簡単に言うと、①当事者の場合、②当事者の近くにいる場合、③第三者視点の場合。第三者視点の場合でも、③'起きている事象を積極的に関心を寄せている場合、③''メディアなどを通じてなんとなく起きている事象を知っている場合、に更に区分される。

一方で、事象との距離が近すぎる場合は、そもそもどの事象が解決できる課題なのかを判別することが難しかったり、解決したい事象は単独ではなくだいたい複数存在するため優先順位付けが出来ないなどの弊害も見受けられる。なにより、事象に近い人ほど実際に解決するためのアクションを取る人ではないため、事象解決に対してアクションを取る力点と恩恵を受ける作用点とにどうしても隔たりが発生してしまう。そういった意味で、力学のモーメントとは逆では有りますが、力点と作用点の距離(物理的にではなく起きている事象の理解度)を出来るだけ狭めることで効用を最大化出来るのではと感じました。